• 2022/02/19 掲載

「Z世代」社員が売り場企画=古着やアート、百貨店に新風

時事通信社

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老舗の大手百貨店で、「Z世代」と呼ばれる20代を中心とした若手社員が売り場づくりに挑戦している。これまで百貨店が扱ってこなかった古着や、生態系を脅かす海洋プラスチックで作ったアクセサリーといった若い感性で選んだブランドを誘致。芸術や文化に触れるきっかけづくりに仮想現実(VR)を使ったアートイベントを開催するなど、客離れが進む百貨店に新風を吹き込み、新しい客層の開拓を狙う。

日本橋高島屋(東京都中央区)で16日に始まった「つづくつなぐマーケット」には、センス良くリメークされた古着や海洋プラのピアスなど、約30ブランドの商品が並ぶ。サステナブル(持続可能)や伝統文化の継承といったコンセプトに沿って若手社員が企画立案から出店交渉、売り場の運営まですべてを手掛けた。

品質保証が難しい古着は百貨店になじまないとされてきたが、高島屋は「若手社員の育成につなげたい」(広報担当)と踏み切った。企画に携わった谷地森健さん(25)は、「高島屋らしくないことをやって、同世代の方に届けたい」と意気込む。

大丸松坂屋百貨店は1月、若手社員主導でアートの魅力を伝えるプロジェクト「ARToVILLA(アートヴィラ)」を開始。グループの「GINZA

SIX(ギンザシックス)」(東京都中央区)で書道家、武田双雲さんの作品の世界をVRで体感できるイベントを開催したところ、家族連れから高齢者まで幅広い世代が足を運んだ。

プロジェクトは美術品販売のてこ入れが狙い。顧客ターゲットを50代以上の富裕層から、30~40代の若手経営者らにも広げようと価格帯や品ぞろえを一部見直した。プロジェクトマネジャーを務める村田俊介さん(36)は、「アートとの接点を増やし、購入の敷居を低くしたい」と腕まくりしている。

【時事通信社】 〔写真説明〕売り場企画に携わった高島屋の「Z世代」社員ら=16日、東京都中央区 〔写真説明〕高島屋の「Z世代」社員が選んだ海洋プラスチック製ピアス=16日、東京都中央区

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