- 2022/02/21 掲載
パウエル米FRB議長、3月初旬に議会証言 金融政策報告で
パウエル氏は3月2日に下院金融サービス委員会で、翌3日に上院銀行委員会で証言する予定。両委員会は18日、公聴会を午前10時から開催すると発表した。
FRB当局者らは目標を上回っているインフレ率を押し下げるため、次回3月15─16日の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを開始する可能性を示唆している。しかし、どの程度積極的な対応を取るかは明らかではない。
セントルイス地区連銀のブラード総裁は、7月1日までの3会合で計100ベーシスポイント(bp)の利上げが必要になるとの見解を示している。これは過去数十年にFRBが実施してきた利上げペースを上回る。
一方、他の当局者らは、より控えめなアプローチを示唆。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は18日、FRBが大きな動きで利上げサイクルを開始しなくてはならない理由は見当たらないと指摘した。
1月以降、公の場で発言していないパウエル氏にとって今回の議会証言は、FRB当局者のコンセンサスに関して見解を示す機会になるとみられる。
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