独消費者信頼感指数、3月は－8.1　3カ月ぶり低下＝Ｇｆｋ

［ベルリン　２３日　ロイター］ - ドイツの市場調査グループＧｆＫが２３日発表した３月の独消費者信頼感指数はマイナス８．１と３カ月ぶりに低下した。前月はマイナス６．７（改定値）だった。

２月上旬の新型コロナウイルス感染の急拡大やインフレが主な要因。

ロイターがまとめたアナリスト予想の平均はマイナス６．３だった。

ＧｆＫのエコノミスト、ロルフ・ビュルクル氏は声明で「インフレ率は依然として高い水準にある。物価動向が改善するという年初の期待は裏切られた」と述べた。

一方、政府が新型コロナに関する広範な制限措置の解除を決めたことから、中期的な見通しははるかに改善したと指摘した。

制限解除により消費意欲の回復が期待できるとし、物価上昇が落ち着けば、消費環境は長期的には再び回復する可能性があるとの見方を示した。

調査は独当局が感染抑制策の緩和を決定する前の３ー１４日に行われた。