• 2022/02/25 掲載

国際商品相場、高騰=原油・穀物に供給不安―ウクライナ侵攻

時事通信社

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ウクライナ危機を背景に、国際商品相場が高騰を続けている。ロシアは原油・天然ガスの世界有数の輸出国であるほか、ウクライナとともに小麦の主要輸出国だ。エネルギーや穀物の価格には強い上昇圧力がかかり、有事に強いとされる金にも投資マネーが流入。国際商品の総合指数は約7年3カ月ぶりの高水準で推移している。

商品(コモディティー)の総合的な値動きを示す国際的指標であるCRB指数は昨年12月以降、ほぼ一本調子で上昇。23日の終値は268.32と、2014年11月以来の高値となった。24日のロシアによる軍事作戦は、商品相場をさらに押し上げている。

米欧がロシアへの全面的な経済制裁に踏み切れば、ロシアは欧州への天然ガスの供給を減らす恐れがある。欧州連合(EU)は天然ガス輸入の4割をロシアに頼るだけに、域内のガス価格は一層高騰する可能性も否定できない。世界的にエネルギー不足への懸念が強まる中で、ニューヨーク原油(WTI)先物相場は14年以来の高水準にある。

また、小麦の先物価格はシカゴ市場で一時約9年7カ月ぶりの高値に達した。小麦の高騰は大豆やトウモロコシ価格にも波及。穀物相場全体の上昇を招いている。

住友商事グローバルリサーチの本間隆行チーフエコノミストは「ロシアの出方や今後の展開を読めないため、商品市場は当面、供給不安にさらされるリスクが拭えない」と話す。

【時事通信社】

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