- 2022/03/24 掲載
ステランティス、バッテリー生産強化 イタリアとカナダで
メルセデスベンツ、トタルエナジーズとの合弁会社オートモーティブ・セルズ・カンパニー(ACC)がイタリアにバッテリー工場を建設し、欧州の生産能力を拡大する。
投資額は23億ユーロ(25億ドル)。イタリア政府によると、うち3億7000万ユーロは公的資金を投入する。
ACCは、生産能力を2030年までに少なくとも120ギガワット時に増やすと表明。当初目標は48ギガワット時だった。次世代高性能バッテリーの開発・生産を加速し、70億ユーロ以上を投資する。独仏工場の生産能力をそれぞれ当初予定の24ギガワット時から40ギガワット時に引き上げる。イタリア工場の生産能力も40ギガワット時となる。
韓国のLGエナジー・ソリューション(LGES)も14億8000万ドルを投じてステランティスと合弁事業を設立し、カナダでバッテリーを生産することを明らかにした。総投資額は41億ドル以上。カナダ政府によると、同国自動車部門で過去最大の投資となる。政府の拠出額は不明。
カナダ工場の年間生産能力は45ギガワット時以上を目指す。デトロイトの対岸にあるウィンザーで2500人の新規雇用を創出する。
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