- 2022/03/25 掲載
長期金利、一時0.240%=6年2カ月ぶり高水準
25日午前の東京債券市場で、長期金利の指標となる10年物国債の流通利回りが一時0.240%に上昇(債券価格は下落)した。2016年1月以来約6年2カ月ぶりの高水準。欧米の中央銀行が金融引き締めを加速させるとの見方から海外で金利が上昇した動きが国内市場にも波及した。
ロシアによるウクライナ侵攻の影響で原油や穀物など原材料価格が高騰。インフレ懸念の強まりから、米国を中心に金利は上昇傾向にある。
ただ、日本では、日銀が長期金利を0.25%以下に操作する金融緩和策を導入している。このため、金利が0.25%に接近すれば、日銀は特定の利回りで無制限に国債を買い入れる「指し値オペ」を実施し、上昇を抑え込むとみられる。
【時事通信社】
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