- 2022/03/29 掲載
日経平均は反発し高値引け、米株高や原油安が支え
日経平均は米株高や原油高の下落を受け、反発スタート。その後は新規の手掛かり材料に欠けることから、狭いレンジ内でのこう着状態が続いていたが、引けにかけて再び強含み、高値で引けた。
TOPIXは0.93%高の1991.66ポイント。東証1部の売買代金は3兆2489億8100万円。東証33業種では、輸送用機器、海運業、サービス業、小売業などの27業種が値上がり。半面、石油・石炭製品、陸運業などの6業種は値下がりした。
市場では「来月下旬から企業決算を控える中、為替や原油高に加え、中国での新型コロナウイルス感染状況の業績への影響が懸念されている。少し動きづらい」(東洋証券の大塚竜太ストラテジスト)との声が聞かれた。
そのほか、日経平均は前週末25日までに9連騰となったこともあり「そろそろ一服感が出てもいい水準だが、株価はしっかり。来月は業績の織り込みが進むので、注意が必要」(国内証券)との声もあった。
個別では、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループ、エムスリー、リクルートホールディングス、KDDIなどの主力株がしっかり。
そのほか、為替のドル/円の円安基調が好感され、トヨタ自動車、ホンダ、ファナックなどの輸出関連株がしっかり。米WTI先物などの米原油先物の続落を受け、石油資源開発は6%超安で東証1部の値下がり率第3位となった。
東証1部の騰落数は、値上がり1466銘柄(67%)に対し、値下がりが635銘柄(29%)、変わらずが77銘柄(3%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 28252.42 +308.53 28173.43 28,063.92─28,252.42
TOPIX 1991.66 +18.29 1985.39 1,978.44─1,991.66
東証出来高(万株) 136236 東証売買代金(億円) 32489.81
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