- 2022/03/29 掲載
海運マースク、上海ロックダウンに伴う輸送コスト上昇を警告
新型コロナウイルスの感染が拡大する上海市は、同市を流れる黄浦江におおむね沿って市内を2地区に分け、順番にロックダウンと住民のPCR検査を行う方針で、28日からその第1段階を開始した。4月1日からはロックダウン第2弾を始める予定になっている。
上海のロックダウンでは、空港や深海港は操業継続が認められているが、行動には厳しい制限がかけられている。認可を得ていない車両は路上を走行できず、数百万人が自宅から離れないよう指示されている。
マースクは「浦東地区と浦西地区が4月5日まで交互に全面ロックダウンとなることから、上海を往来する輸送サービスには30%の影響が出るだろう」と指摘。市内の倉庫は1日まで閉鎖されるとしている。
「その結果、輸送に時間が必要になり、迂回する際にかかる手数料や高速道路料金など輸送コストが上昇する可能性がある」としている。
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