- 2022/03/29 掲載
独消費者信頼感指数、4月は-15.5 21年2月以来の低水準=Gfk
ウクライナ戦争を受けて、家計の経済・所得見通しが2009年の金融危機以降で最低の水準に落ち込んだ。
調査はドイツ人約2000人を対象に実施した。ロイターがまとめた市場予想はマイナス14.0だった。
GfKの専門家ロルフ・ビュルクル氏は「2月の時点では、新型コロナウイルス制限措置の緩和で消費者心理が回復するとの期待がまだ高かったが、ウクライナ戦争でそうした期待が消滅した」と述べた。
同氏は、エネルギー価格が不透明感増大と対ロ制裁で最も影響を受けたと指摘。ドイツの消費者信頼感が長期的に回復にするには、即時停戦と和平交渉が必要だとの認識を示した。
「不透明感が後退すれば、国内経済が再び経済全般の動向に大きく寄与するだろう。新型コロナ制限措置の緩和もプラスの効果があるはずだ」と述べた。
調査は2月24日のロシアのウクライナ侵攻後の3月3─14日に行った。
APR 2022 MAR 2022 APR 2021
Consumer climate -15.5 -8.5 -6.1
Consumer climate components MAR 2022 FEB 2022 MAR 2021
- willingness to buy -2.1 1.4 12.3
- income expectations -22.1 3.9 22.3
- business cycle expectations -8.9 24.1 17.7
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