- 2022/03/30 掲載
FRB、慎重かつ計画的な利上げへ=フィラデルフィア連銀総裁
ハーカー総裁はニューヨークの金融安定化センター向けの講演原稿で、インフレ率は「納得できる水準をはるかに上回っている」とし、向こう数年でインフレ率を現在の6%からFRBが目標とする2%に引き下げるために「年内に一連の慎重かつ計画的な利上げが行われると予想している」と述べた。
FRBは今月の連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイント(bp)の利上げを決定。その後、パウエル議長を含むFRB当局者から5月3─4日の次回FOMCにも50bpの利上げが決定される可能性があることを示唆する発言が相次いでいる。
ハーカー総裁は、こうした大幅な利上げが適切かどうか、また、年末までに政策金利をどの水準まで引き上げるべきかは明確に示さなかった。ただ、データなどで、供給網の制約がようやく緩和されつつある兆候が示されている」と述べ、物価高につながっている要因の一部はおのずと緩和し始めている可能性があるとの見方を示した。
PR
PR
PR