- 2022/03/30 掲載
国債買い入れ、一段と拡大=金利上昇「断固阻止」へ―日銀
日銀は30日、長期金利の上昇を強く抑え込む「連続指し値オペ」に加え、通常の国債買い入れも規模を拡大して実施した。金利の抑制は円安圧力を強めかねないが、世界的な金利上昇が国内に波及することを断固阻止する構えを示した格好だ。
日銀は29日から3日間の日程で、長期金利の指標となる新発10年物国債を0.25%の利回りで無制限に買い続ける連続指し値オペを開始。これとは別に、30日は通常の国債買い入れを当初予定の8750億円から2兆2250億円に大幅に増額した。
日銀の異例の対応を受け、東京債券市場では長期金利が一時0.210%に低下し、日銀が上限としている0.25%を大きく下回った。
【時事通信社】 〔写真説明〕岸田文雄首相と会談後、記者団の取材に応じる日銀の黒田東彦総裁=30日午後、首相官邸
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