• 2022/03/31 掲載

鉱工業生産2月は前月比微増 基調判断据え置き

ロイター

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[東京 31日 ロイター] - 経済産業省が31日に発表した2月鉱工業生産指数速報は前月比0.1%上昇し3カ月ぶりにプラスに転じたが微増にとどまった。部品供給不足や新型コロナウイルス感染症の影響が緩和され、自動車工業などの生産が持ち直したことが背景。

経済産業省は生産の基調判断を「持ち直しの動きがみられる」として据え置いた。

ロイターの事前予測調査では0.5%上昇と予想されており、これを下回った。

前月比で上昇に寄与した業種は、普通乗用車や小型乗用車などの自動車工業で前月比10.9%上昇。1月の同17.3%減から2カ月ぶりにプラスとなった。また、航空機用発動機部品などの輸送機械工業(自動車工業除く)は同7.9%上昇だった。

生産予測指数は3月が前月比3.6%上昇、4月が同9.6%上昇となった。予測指数は上振れする傾向があるため、補正した試算では3月は前月比1.1%上昇となっている。

自動車を含む輸送機械工業は3月と4月、それぞれ前月比で8.3%上昇の計画が見込まれている。

経産省の担当者は、「3月も自動車産業中心とした輸送機械工業の生産が生産全体をけん引する見込み」だとした。ただ、3月16日に福島県沖で発生した地震の影響で自動車メーカーの生産活動が一時停止するなど影響がでたため、「下振れリスクある」との見解を示した。

宮城県と福島県で最大震度6強を観測した地震で、ルネサスエレクトロニクスやトヨタ自動車、村田製作所、ソニーグループといった主要メーカーの工場が稼働を停止するなど企業活動に影響が出ていた。

また、予測調査の回答締め切りは3月10日だったため、ウクライナ情勢の影響は生産計画では確認されていない。ただ、経産省によると、企業からはウクライナ情勢によるエネルギー価格やサプライチェーンへの影響などを心配する声が上がっているという。

同担当者は、引き続き、新型コロナウイルス感染症による内外経済や部材供給への影響、ウクライナ情勢などについて注視するとした。

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