• 2022/04/03 掲載

米FRBの利上げペース、経済の反応次第=NY連銀総裁

ロイター

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[プリンストン(米ニュージャージー州) 2日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は2日、連邦準備理事会(FRB)は政策スタンスをより中立的なスタンスに移行させる必要があるが、引き締めペースは経済の反応次第との見解を明らかにした。

プリンストン大学のシンポジウムで、FRBは中立金利に戻すのを急ぐべきかとの質問に対し、2019年に金利を中立水準付近に設定した際には「景気拡大が鈍化し始め」、FRBは利下げに踏み切ったと指摘した。

「(金利を)中立に近づけるべきだが、展開を見守る必要がある。これがわれわれの進む方向なのは間違いない。具体的にどの程度のスピードになるかは状況次第だ」と述べた。

ウィリアムズ氏の発言は、50ベーシスポイント(bp)の利上げ幅を主張する他のFRB当局者よりも慎重な立場を示唆している。

同氏は今年の利上げ回数について、インフレが緩和されるかどうかに左右されると発言。「インフレ率が低下することを期待しているが、下がらなけらば対応が必要になる。そうならないことを望んでいる」と語った。

FRBのバランスシート縮小は5月にも始まる可能性があるとした。

シンポジウムの準備原稿で、高インフレは現在FRBの「最大の課題」と述べ、ウクライナ紛争、新型コロナウイルスの流行、国内の労働力と供給の不足がさらなる押し上げ要因になる可能性があると分析した。

「経済見通しの不透明性は依然として非常に高く、インフレ見通しに対するリスクは特に深刻だ」としたが、利上げとバランスシート縮小によりインフレ率は年内に4%前後に低下し、「24年には長期目標である2%に近づく」と予想した。

「こうした措置によりソフトランディングを実現し、力強い経済と労働市場を維持することが可能になる。経済も労働市場も金融引き締めに耐えられる状態だ」と話した。

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