- 2022/04/04 掲載
米利上げ、5月に50bpの可能性高まる─SF連銀総裁=FT
米国で労働市場が回復し、物価圧力が広範囲に広がる中、FBR高官からは景気支援縮小をさらに加速させるべきとの声が上がっている。
デイリー氏は「現在から次のFOMCまでにネガティブサプライズがない場合、50bp利上げの可能性は高まっている」と述べ、このような早期の政策調整が適切だと確信しつつあると語った。
中立金利を2.3─2.5%と想定し、年内に政策金利をその水準まで引き上げることは50bpの利上げが複数回あることを意味すると指摘した。
労働市場については、最新のデータによって極めて力強く、維持できない水準までタイト化したとの見方が強まったと語った。
また、FRBが目指す2%までインフレ率を抑えるために米経済は大幅な減速が必要かもしれないとしつつも、1970年代に当時のボルカーFRB議長が積極的にインフレ抑制に努めた結果、マイナス成長に陥った状況とは異なると発言。「ハードランディングは避けられると楽観している」と語った。
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