• 2022/04/07 掲載

物価「上がった」81.2%、15年9月以来の高水準 暮らし向きに影響=日銀アンケート

ロイター

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[東京 7日 ロイター] - 日銀が7日に発表した「生活意識に関するアンケート調査」(2022年3月調査)によると、現在の物価に対する実感が1年前と比べて「上がった」と回答した人は81.2%となり、前回21年12月調査の77.4%から増加した。2015年9月以来の高い水準。暮らし向きに「ゆとりがなくなってきた」との回答も増えており、物価の上昇が生活者のマインドに影響を与えている姿もみえてきた。

現在の暮らし向きが1年前と比べて「ゆとりがなくなってきた」との回答は41.7%となり、前回の40.0%から拡大。このうち68.0%が「物価が上がったから」と答えた。

支出が1年前と比べて「増えた」との回答は36.0%で、前回の33.7%から増加した。判断理由は「生活関連の物やサービスの値段が上がったから」が最も多かった。

調査期間は2月4日から3月2日。日銀の担当者によると、ほとんどの回答を2月半ばまでに回収しており、ロシアによるウクライナ侵攻の影響は大きく反映されていないという。ガソリンや日用品の価格上昇が人々の物価観に影響したとみられる。

<物価に先高観>

1年後の物価が「上がる」と予想する回答者は84.3%と、前回調査の78.8%から増加した。2008年6月調査以来の高水準となった。

1年後の物価は現在と比べて何%程度変化すると思うか、具体的な数値による回答を求めたところ、平均値は6.4%上昇、中央値は5.0%上昇だった。

5年後に「上がる」は12月調査の80.8%から82.1%へ増加。19年12月調査以来の高い水準。毎年の変化率予想は平均値が5.1%上昇、中央値が3.0%上昇だった。

日銀は2%の物価安定目標の実現には家計や企業のインフレ期待の高まりが重要と位置付けており、同アンケートは家計のインフレ期待の動向を把握する指標の1つとなっている。

*内容を追加しました。

(杉山健太郎)

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