- 2022/04/07 掲載
原料高転嫁「ようやく可能に」=賃上げ広がりに期待―野口日銀審議委員
日銀の野口旭審議委員は7日の記者会見で、原油高など原材料価格の上昇を商品やサービスの価格に転嫁する動きについて「ようやく可能になってきた。基本的には歓迎すべきだ」との見方を示した。賃上げについては「まだ十分ではない」とした上で、さらなる広がりに期待した。
エネルギー価格については「変動が大きく、一時的に上昇しても下落するのがこれまでのパターンで、いったん下がれば(インフレ率を)大きく下振れさせる」と指摘。エネルギー価格でインフレ基調を判断するのは難しいとの認識を示した。
円安に対しては、海外事業の円建て収益を押し上げるなどとした上で、「マイナス影響を被る層はいるが、日本経済全体としてはプラスの方が大きい」と強調した。
【時事通信社】
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