- 2022/04/11 掲載
午後3時のドル買い進む、125円前半 米長期金利上昇で
足元では米10年債利回りが2.76%台、米5年債利回りが2.81%台と、いずれも高水準で推移している。先週はドルの調整ムードが続いていたが、「きょうは金利上昇に沿う形でドル/円が上昇している」(SMBC信託銀行のマーケットアナリスト・合澤史登氏)との声が聞かれた。
ニッセイ基礎研究所の上席エコノミスト、上野剛志氏は「明日米国で消費者物価指数(CPI)が発表予定となっており、今回も強い伸びが予想されている中、(CPIへの)期待感を先取りしてドル買いが進んでいるのではないか」と話した。
節目として意識された直近高値の125.10円を抜けたことでドル買いに弾みがつくか、注目されている。
ニッセイ基礎研の上野氏は「FRBはタカ派姿勢を強めているが、米経済が利上げについてこられるかが今後の焦点になる」と指摘。目先は明日公表の米CPIに注目が集まるが、その後は14日の米小売売上高に市場の関心が移っていくのではないかという。
ユーロ/ドルは1.0891ドル付近で、一進一退の展開が続いた。ユーロ/円は136.13円付近で堅調。3月31日以来の高値で取引されている。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 124.99/01 1.0891/95 136.13/17
午前9時現在 124.39/41 1.0883/87 135.38/42
NY午後5時 124.32/35 1.0876/80 135.14/18
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