- 2022/04/12 掲載
米クレジット市場、再び下げ基調 FRBがリスク資産圧迫
米ジャンク(投機的等級)債市場に連動するブラックロックのiシェアーズiBoxxハイイールド社債ETF(上場投資信託)は0.6%安の79.76ドルと2020年5月以来の安値を付けた。
iシェアーズiBoxx投資適格級社債ETFも1%超値下がりし20年3月以来の安値。
信用リスクの指標となるマークイットCDX北米投資適格指数は3月末時点から6ベーシスポイント(bp)上昇し、72.843bpとなった。
ジャニー・モンゴメリー・スコットのチーフ投資ストラテジスト、マーク・ラスチーニ氏は「景気が幾分減速する兆しを示している」と指摘。低格付け企業の資金調達を巡る懸念から、クレジットスプレッドが拡大し始める可能性があるとの見方を示した。
さらに、利上げペース加速と量的引き締めの組み合わせは、高値圏にある株式や低格付け債などに最適な流動性状況を奪う可能性があると語った。
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