• 2022/04/12 掲載

国内企業物価3月は前年比+9.5%、商品高の影響続く ウクライナ情勢も反映

ロイター

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[東京 12日 ロイター] - 日銀が12日発表した3月の企業物価指数(CGPI)速報によると、国内企業物価指数(2015年=100.0)は前年同月比プラス9.5%となった。国際商品市況の上昇が幅広い品目の値上がりにつながっている。上げ幅は比較可能な1981年以降で過去最大となった2月(9.7%)から縮小したものの、歴史的な水準が続いている。

国内企業物価指数の上昇は13カ月連続で、指数の112.0は1982年12月(112.0)以来の高水準。

ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、原油に加え、銅・アルミ二ウム・ニッケルなどの非鉄金属、小麦・大豆など穀物の国際市況も上昇した。類別では石油・石炭製品が前年比プラス27.5%、化学製品が同13.2%、非鉄金属が同23.5%、鉄鋼が同27.9%それぞれ上昇した。

全744品目中、前年比での上昇は526品目、下落は150品目で、上昇品目の割合は70.7%だった。飲食料品やはん用機器、その他工業製品などで上昇品目数が増えた。飲食料品には今後も値上がりが波及するとみられている。

同時に発表された輸入物価指数は円ベースで前年比プラス33.4%となり、13カ月連続で上昇。上昇率は前月のプラス34.3%から小幅に縮小した。

国内企業物価指数は前月比ではプラス0.8%。16カ月連続の上昇だった

同時に発表された2021年度の国内企業物価指数は前年度比プラス7.3%で、比較可能な1981年度以降で最大の上げ幅だった。20年度は新型コロナウイルスの感染拡大の影響が出たが、21年度は世界経済の回復による需要増もあり、商品市況が大幅に上昇した。

(杉山健太郎 編集:田中志保)

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