工場の電力、１００％再エネ化＝滋賀で実験、水素活用―パナソニック

パナソニックホールディングスの子会社は１５日、工場で使用する電力を再生可能エネルギーで１００％賄う実証設備を草津拠点（滋賀県草津市）に設置し、報道陣に公開した。実証実験を１年間行って運用ノウハウを蓄積し、「ＲＥ１００ソリューション」として２０２３年度をめどに事業化を目指す。

実証設備は、純水素型燃料電池９９台と太陽光パネル１８２０枚による自家発電設備に、余剰電力を蓄えるリチウムイオン蓄電池を組み合わせたのが特徴。水素を本格活用して工場の電力をすべて再エネで賄う試みは世界初という。

【時事通信社】 〔写真説明〕パナソニックホールディングスの子会社が公開した工場の電力を再生可能エネルギーで１００％賄う実証設備＝１５日午後、滋賀県草津市