- 2022/04/26 掲載
マスク氏、ツイッターを440億ドルで買収 株価6%上昇
[25日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラの最高経営責任者(CEO)を務めるイーロン・マスク氏は25日、米ツイッターを440億ドルで買収する契約を締結した。
数百万人のユーザーを抱えるツイッターの経営権はマスク氏に移り、ツイッターは非公開化する。
発表を受け、ツイッター株価は約6%上昇し51.90ドルを付けた。
マスク氏が提示した買収価格は1株当たり54.20ドルで、マスク氏によるツイッター株大量保有が明らかになる前日の1日の終値に38%上乗せした水準。ただそれでも、昨年の株価70ドル台を下回っている。
買収提案は取締役会で承認されたため、今後は株主投票が行われることになる。アナリストによると規制上のハードルはない見込み。
ウェドブッシュのアナリスト、ダニエル・アイブス氏は、マスク氏が資金調達にめどをつけ、競合相手や友好的な買収者「ホワイトナイト(白馬の騎士)」が現れなかった時点で、ツイッター取締役会には他に選択肢はなくなったと述べた。
ツイッターは声明で、マスク氏が255億ドルの融資を確保した上、エクイティファイナンスを通じて210億ドルを提供すると述べた。
誰が経営者となるかは不明。
マスク氏は声明で「言論の自由は民主主義が機能するための基盤であり、ツイッターは人類の未来にとって不可欠な事柄が議論されるデジタルな広場だ」と述べた。
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