- 2022/04/27 掲載
中国の国内航空輸送能力、本格回復は6月末か=旅行データ会社
25日までの1週間の予定輸送能力は前週比12.5%増。上海のロックダウンから緩やかに回復しているが、必ずしも需要が急回復するとは限らないという。
OAGのチーフアナリスト、ジョン・グラント氏は「中国の航空会社は極めて柔軟かつ迅速に輸送能力を変更できる。需要が急回復するかどうか、あまり気にしていないようだ。ロックダウン後は当然、旅行に保守的になるため、急回復は見込めない」と述べた。
来週の労働節の5連休の見通しは芳しくない。上海の新型コロナウイルス感染者は減少しているが、北京が新たな流行への対応を迫られており、市内の一部の地域で移動制限を導入している。
航空データ会社バリフライトは、国内便の運航本数が連休中に1日平均3000便を下回ると予想。4月4日の1670便は上回るものの、前年比では70%以上の減少になる。
週間の運航本数は回復が始まっているが、依然として2003年以来の低水準で推移しているという。
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