- 2022/05/11 掲載
米シティ、2日の欧州株急落関与の部門でトップ交代=関係筋
ビジネス向け交流サイト(SNS)「リンクトイン」に投稿された求人情報によると、ロンドンにあるシティの欧州本部が「デルタ・ワン」部門の「フォワード・トレーディング責任者」を公募している。
デルタ・ワンは年金基金やヘッジファンドなど専門性の高い投資家に対し仕組商品を販売する部門。関係筋のうち2人は、シティのデルタ・ワン部門のトレーディング活動は2日のフラッシュクラッシュの引き金となったデータ入力ミスに関係があるが、責任は負っていないと説明。2日のSTOXX欧州600種指数は寄り付き後約2分間で2%超急落した。
シティはこれまでに、従業員の1人が株価急落の引き金となったミスを犯したと認めているが、どのチームが関与したかについて明らかにしていなかった。
関係筋によると、デルタ・ワンのフォワード取引でEMEA(欧州・中東・アフリカ)責任者だったアリ・オマリ氏は最近、シティを退社したが、これはフラッシュクラッシュと無関係だという。
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