- 2022/05/11 掲載
日経平均は小反発、米CPI公表前に模様眺め気分広がる
10日の米国株式市場は、S&P総合500種とナスダック総合が上昇して終了。米国債利回りが低下する中、前日に売られた大型成長株が買われた。
日本株は売り優勢で始まったものの、時間外取引で米株先物が堅調に推移したことから徐々に持ち直し、中盤以降はプラス圏でのもみあいとなった。ただ「米国でCPIが公表されるため、様子見姿勢が強い」(野村証券・投資情報部ストラテジストの神谷和男氏)との声も聞かれ、積極的に上値を買う動きはみられない。
一方、後場に入って、トヨタ自動車が今期は減益見通しになるとの決算を発表したが、相場全体への影響はほとんどみられなかった。同社は決算発表後に売られたものの、そのほかの個別銘柄では、決算と同時に株式分割を発表した任天堂、自社株買いを発表したソニーグループが物色され、日本製鉄も高い。
TOPIXは0.60%安。東証プライム市場の売買代金は、3兆2045億4700万円だった。東証33業種では、海運業、鉄鋼などが上昇した半面、保険業、輸送用機器、銀行業などの下げが目立つ。
プライム市場の騰落数は、値上がり629銘柄(34%)に対し、値下がりが1138銘柄(63%)、変わらずが50銘柄(2%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 26213.64 +46.54 26045.38 26003.26
─26290.62
TOPIX 1851.15 -11.23 1854.40 1845.29
─1860.03
東証出来高(万株) 136854 東証売買代金(億円) 32045.47
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