- 2022/05/23 掲載
日経平均は続伸、米株先物高が手掛かり テクニカルも改善
前週末20日の米国株式市場は不安定な値動きとなった後、まちまちで終了。ダウ工業株が反発する一方、ナスダック総合は続落した。S&P総合500はほぼ変わらずで引けた。
日本株は前週後半の好地合いを引き継ぐ形で、しっかりで始まった後、一時は2万7000円が戻りの節目として意識されて伸び悩んだものの、終始底堅さをキープし、大引けにかけて買い直される格好となった。
市場では「日米首脳会談の結果がどうなるか注目したい」(野村証券・投資情報部ストラテジストの神谷和男氏)との声があったが、日米両政府が声明で「供給網(サプライチェーン)の途絶とインフレへの懸念を最小化するため、重要物質の調達網強化で協力する」と打ち出したことが好材料になるとの見方が出ていた。
TOPIXは0.92%高。東証プライム市場の売買代金は2兆6724億3200万円だった。東証33業種では、自社株買いの発表が相次いだ保険業の上昇が目立つ。個別では、日本郵船などの海運株がしっかりほか、ソフトバンクグループも堅調。このほか、東京海上ホールディングスが大幅高となったものの、ソニーグループはさえない。
プライム市場の騰落数は、値上がり1430銘柄(77%)に対し、値下がりが352銘柄(19%)、変わらずが55銘柄(2%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 27001.52 +262.49 26991.42 26832.65
─27047.47
TOPIX 1894.57 +17.20 1892.73 1886.94
─1897.95
東証出来高(万株) 109799 東証売買代金(億円) 26714.32
PR
PR
PR