- 2022/05/24 掲載
米家計、21年秋時点の満足度78%=FRB報告書
当時は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)対策の現金支給や失業給付強化が経済的打撃を緩和し、資産価格が上昇し、さらに労働市場の逼迫(ひっぱく)による賃金上昇が背景にある。FRBは対面式で学校に通う子どもの急増と、21年に可決された一時的な子ども税額控除の強化も寄与しているとみられると指摘した。
この報告書はFRBが毎年実施している「家計経済と意思決定に関する調査」。当時はパンデミックから回復していた中でも、労働者は在宅勤務の利点を享受してオフィス復帰への熱意が低く、労働市場について全般的に強気な見方も示された。
FRBのボウマン理事は、報告書は「2021年秋時点の米国人の経済状況について貴重な洞察」を提供しているとコメントした。
調査は21年10、11両月に実施され、成人1万1000人が回答した。オミクロン変異株による感染者数の急増で一時的に経済成長が鈍った前の時期に当たる。
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