- 2022/05/31 掲載
前場の日経平均は小幅続伸、米株先物が支援 上値は重い
前日に大幅高となったハイテク株や高PER(株価収益率)が利益確定売りに押され、上値は重かった。
日経平均は前日の大幅高となった反動で、寄り付きは小幅に反落した。その後はプラス転換し93円90銭高の2万7250円70銭で高値を付けたが、再びマイナス圏に沈み118円73銭安の2万7250円70銭まで下落するなど、方向感に欠く展開が続いた。
市場では「外部環境に左右される展開だが、下値は堅い。リスク要因となっていた中国経済も底打ちの兆しがみられ、地合いが改善しつつある」(国内証券)との声が聞かれた。
中国国家統計局が発表した5月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.6と、前月の47.4から上昇し、景況悪化のペースが鈍化した。製造業と非製造業を合わせた総合PMIは48.4。4月は42.7だった。アジア株はプラス圏での小動きの展開となっている。
TOPIXも小幅に続伸し0.06%高の1923.55ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆3815億2800万円だった。東証33業種では、鉱業、保険業、石油・石炭製品などの18業種が値上がり、不動産業、海運業、空運業などの14業種が値下がり。銀行業は変わらずだった。
個別では、アドバンテスト、TDK、ダイキン工業がしっかり。半面、東京エレクトロン、ファナック、住友不動産はさえなかった。
プライム市場の騰落数は、値上がり836銘柄(45%)に対し、値下がりが919銘柄(50%)、変わらずが82銘柄(4%)だった。
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