- 2022/06/01 掲載
大インフレ再来「懐疑的」=若田部日銀副総裁
若田部昌澄日銀副総裁は1日、岡山市で講演し、最近のエネルギーや穀物の価格高騰に関し「(1970年代のような)大インフレ時代が再来することには懐疑的だ」と述べた。その上で「日本については、低成長、低金利、低インフレが続く懸念の方が大きい」との見方を示した。
4月の消費者物価指数(生鮮食品を除く)の上昇率は前年同月比2.1%と、日銀が目標とする2%を上回ったが、若田部氏は「それが半年から1年程度しか続かなければ持続的・安定的に達成したとは言えない」と強調。経済の好循環を実現するために、「引き続き金融緩和を行い経済を温めていく必要がある」と語り、現在の大規模緩和を継続する考えを明らかにした。
【時事通信社】 〔写真説明〕岡山県金融経済懇談会に出席する日銀の若田部昌澄副総裁=1日、岡山市
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR