- 2022/06/16 掲載
進化した定番商品、環境玩具も=3年ぶり開催―東京おもちゃショー
国内最大規模の玩具見本市「東京おもちゃショー」が16日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開幕した。新型コロナ感染拡大の影響で2年間中止していたため、開催は3年ぶり。来場はビジネス関係者のみで一般公開はしないが、世代を超えて楽しめる定番おもちゃの進化型や、遊びながら環境問題を学べる商品が集まった。
タカラトミーはバンダイスピリッツ(東京)とコラボし、「機動戦士ガンダム」に登場する宇宙空母「ホワイトベース」を模したミニカー「トミカ」を発表。今後、シリーズ化し、共同で新商品を発売する。自身もガンダムファンだという富山彰夫タカラトミー常務は記者発表会で「今回のトミカは6歳からがターゲットだが、パパやママと一緒に楽しんでほしい」とアピールした。
メガハウス(東京)の「ルービックキューブインポッシブル」は、ロングセラーの立体パズルを見る角度によって色が変わるようにした商品。新しくなったタカラトミーの「チョロQ」は、直進や回転を自分で組み合わせて走らせることができる。
環境問題を意識したおもちゃも登場。カワダ(東京)は、廃棄されるはずのコメを原材料に使ったブロック玩具「ダイヤブロック
OKOMEIRO(オコメイロ)」を展示。マテル・インターナショナル(同)が「1才からのメガブロック」シリーズから出展するごみ収集車のセットは、ごみの分別を学べるおもちゃだ。
見本市には96社が参加し、約2万点が展示される。会期は17日まで。主催した日本玩具協会によると、2021年度の国内おもちゃ市場は前年度比8.5%増の8946億円と、比較可能な01年度以降で最高だった。
【時事通信社】 〔写真説明〕「東京おもちゃショー」で展示されたタカラトミーとバンダイスピリッツのコラボ商品「ホワイトベース」のトミカ=16日、東京都江東区の東京ビッグサイト 〔写真説明〕開幕した国内最大規模の玩具見本市「東京おもちゃショー」=16日午前、東京都江東区の東京ビッグサイト
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