• 2022/06/24 掲載

コロナ禍の短期的な資金繰り問題、落ち着いている=雨宮日銀副総裁

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[東京 24日 ロイター] - 日銀の雨宮正佳副総裁は24日、全国信用金庫大会であいさつし、新型コロナウイルス感染症による影響について「短期的な資金繰りの課題はおおむね落ち着いている」と述べた。ただ、コロナ禍での融資の返済過程ではきめ細かい与信管理が重要で、資源高が企業の財務や資金繰りを通じて信用コストに影響を与える可能性があるため「今後の企業金融の動向やそのもとでの金融機関の対応等について、注意深くみていきたい」と語った。

新型コロナの感染急拡大を受け、日銀は2020年3月から民間部門の資金繰りを支えるために金融機関向けの特別オペを実施してきた。今年4月以降は中小企業支援に特化したが、9月末の期限で終了するかが焦点となる。

雨宮副総裁は、内外の感染症の動向やその影響、ウクライナ情勢の展開、資源価格や海外経済の動向などを挙げ「日本経済を巡る不確実性はきわめて高い」と指摘。その上で「金融・為替市場の動向やその日本経済・物価への影響を、十分注視する必要がある」と述べ、17日公表の金融政策決定会合の声明文と同じ文言を用いて為替動向に警戒感を示した。

景気については「感染症や資源価格上昇の影響などから一部に弱めの動きもみられるが、基調としては持ち直している」と指摘。物価上昇率は当面2%程度で推移するものの、その後は「エネルギー価格の押し上げ寄与の減衰に伴い、プラス幅を縮小していく」との見通しを示した。

その上で「日本経済をしっかりとサポートし、賃金の上昇を伴うかたちで物価目標を持続的・安定的に実現できるよう、金融緩和を実施していく」と述べた。

雨宮副総裁は黒田東彦総裁のあいさつを代読した。

(和田崇彦 編集:田中志保)

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます