- 2022/06/27 掲載
家計の金融資産、年度末として過去最高 コロナ禍で貯蓄増=日銀
家計の金融資産のうち、「現金・預金」は前年比2.9%増の1088兆円。12月末から減少したものの、年度末では過去最高。コロナ禍の影響で消費が抑制されたことに加え、財政支援などで貯蓄が積み上がっている。「株式等」は0.6%減の204兆円とおおむね横ばい。「投資信託」は10.4%増の91兆円、「保険・年金・定型保証」は0.8%増の540兆円で、いずれも年度末ベースで過去最高を更新した。
企業の金融資産は4.0%増の1253兆円と年度末として過去最高。「現金・預金」も1.5%増の323兆円と年度末ベースで過去最高となった。「株式等」は2.8%減の338兆円だった。
日銀の国債保有は前年比2.0%減の531兆円で、残高に占める比率は43.3%。海外の保有額は同3.5%増の167兆円で、残高に占める比率は13.6だった。
(杉山健太郎、編集:内田慎一)
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