- 2022/06/29 掲載
検査不正に厳しい声=三菱電機が株主総会
三菱電機は29日、東京都内で定時株主総会を開いた。昨年6月に発覚した鉄道車両用装置の検査データ偽装をはじめ、これまでに16拠点148件の不正が外部調査委員会によって明らかになった。不祥事の温床となった内向きの企業体質を見過ごしてきた経営陣の責任をめぐり、株主からは「問題のあった事業所にいた役員は説明すべきだ」などと厳しい指摘が相次いだ。
総会の冒頭、漆間啓社長が「多くのステークホルダー(利害関係者)にご迷惑をお掛けしていることを改めて深くおわび申し上げる」と一連の検査不正問題を陳謝。「変革には困難が伴うが、必ずやり遂げるという強い意志でひるまずに進めたい」と再発防止を誓った。
【時事通信社】 〔写真説明〕株主総会で一連の検査不正問題を陳謝する三菱電機の漆間啓社長のオンライン中継映像=29日午前、東京都千代田区
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