- 2022/06/30 掲載
リコー、双方向配信サービス「RICOH Remote Field」の提供を開始
RICOH Remote Field は、リコーのクラウドプラットフォーム「RICOH Smart Integration プラットフォーム」を活用したサービスとして、安定した接続品質を実現した映像・音声のリアルタイムかつ双方向な配信を実現するものです。リコーがこれまでテレビ会議・Web会議システムなどで培ってきた動画や音声などのメディア帯域制御の技術により、映像を高品質と低遅延を両立し、4Gなどのモバイルネットワーク環境においても安定した接続が可能です。4K(3840×1920)画質まで対応し、リコーの360°カメラ「RICOH THETA」やウェアラブルカメラなどとの組み合わせで、臨場感あるライブストリーミングを実現します。
映像と音声の双方向配信によってさまざまな空間と空間をリアルタイムにつなぐことで、遠隔地同士のコミュニケーションを支援します。建築・建設土木業における遠隔臨場や安全パトロールをはじめ、製造業でのリモート点検支援、小売業での遠隔商談などさまざまな業種業務での活用を想定しています。
リコーは、複合機やドキュメントソリューションなど従来のオフィス領域にとどまらず、映像・音声を組み合わせたコミュニケーションサービスの開発・提供を通じて、お客様のワークフローのDX(デジタルトランスフォーメーション)に貢献します。
■背景
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響により、さまざまな産業において非対面での営業などニューノーマルな経済活動が急拡大しました。特に、人手不足が深刻化する建設・土木業界においては、国土交通省が、i-Constructionの一環として2020年より遠隔臨場を推奨しています。しかし、既存サービスで配信できる映像では、画角が限定される、低解像度のため遠隔臨場に十分な品質を確保できないといった課題があり、高画質かつ現場を共有できるソリューションが求められています。
RICOH Remote Fieldは、それらの課題の解決し、各産業における業務プロセスのDXを支援するサービスです。リコーは2021年から大手ゼネコンなどを中心とする一部ユーザーとともに、実際の現場で本サービスの検証を進めてきました。
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