- 2022/07/04 掲載
米エクソン、第2四半期営業利益は過去最高を予想 前年から倍増
営業利益は第1・四半期から約74億ドル増加する見込み。第1・四半期は、ロシア関連の減損を除外したベースで88億ドル。これまでの四半期営業利益の過去最高は2012年に記録した159億ドル。
石油・ガス価格上昇が業績を約29億ドル押し上げると予想。ガソリンとディーゼルの販売マージンは、営業利益をさらに45億ドル押し上げると見込んだ。
エクソンは「エネルギー価格の高騰は、過去数年、特に新型コロナウイルスのパンデミック中にエネルギー業界が投資を縮小した結果だ」と説明した。
リフィニティブが集計したアナリストの予想は、1株利益が2.99ドル(前年同期は1.10ドル)。
バイデン米大統領は6月、エクソンなどの石油大手が、世界的な供給不足に乗じて利益を肥大化させていると指摘。ガソリンの高騰は精製能力不足が原因で「消費者につけを回している」と批判した。
大統領の主張について、エクソンは、国内最大のシェール鉱区で同業他社よりも多くの投資を行っていると述べた。
ロシア撤退の影響については、石油・ガス部門で前期比約1億5000万ドルの減益要因と予想した。エクソンは今年すでにロシア資産で34億ドルの評価損を計上している。
一方、資産売却が約3億ドル相当の貢献になると見込んだ。
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