- 2022/07/04 掲載
KDDI、通信障害「ほぼ回復」=発生60時間超、検証継続―企業活動にも影響
KDDIは大規模通信障害の発生から60時間以上が経過した4日午後、携帯電話の通話とデータ通信が「全国的にほぼ回復した」と発表した。引き続き、ネットワークの検証作業を行っており、正常に作動していると確認され次第、全面復旧を宣言する。
2日半以上にわたる障害で、緊急通報やスマートフォン決済などが利用できなくなった。物流をはじめ広い範囲で企業活動にも影響が生じ、通信業界で過去最悪の事故となった。KDDIは今後、利用者への補償を検討する。
同社は4日午後8時に吉村和幸専務がオンライン形式で記者会見し、今回の通信障害について説明する。
障害は2日午前1時35分ごろに発生。通信設備の交換時に不具合が起き、一時的に音声通信が不通となったことで再接続のためのアクセスが通信機器に集中。負荷を減らすために制限をかけた。他の設備でも問題が見つかり、復旧作業を終えたのは3日夕だった。
【時事通信社】
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