- 2022/07/05 掲載
中国、国内養豚大手に安定供給要請
ロイター

国内豚肉価格は5月初旬以来、5割上昇。大連商品取引所の肥育豚先物の中心限月も4日に昨年11月以来の高値を記録。1日の値上がり率は7.7%と、昨年1月の同限月取引開始以来で最大になった。
値上がりは肥育数の削減で供給が不足していることが一因とされる。しかし声明は、主因は「無分別な売り控え」にあると批判。出荷された肥育豚を安く買い入れてさらに太らせ、高値で売ろうとする動きも指摘した。一部メディアが価格上昇を誇張したり情報をねつ造したりして養豚家の売り控えを募らせているとも糾弾した。
声明は、おおむね現状で生きた豚の供給力は十分あるとし、消費も弱いため、価格上昇が続く根拠はないはずだと主張。会合では大手養豚業者らが通常ペースの食肉処理を約束し、供給控えをしないことも約束したとした。
ただ、国内大手業者はある双方向プラットフォームで投資家に対し、最近の値上がりは主に構造的な需給状況の改善が進んでいないためで、ムードや短期的要因ではないとの考えを示した。
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