- 2022/07/14 掲載
ロシア産原油価格の上限構想、インフレ抑制に寄与=米財務次官
[ワシントン 13日 ロイター] - アディエモ米財務次官は13日、国内物価は依然高すぎるとし、バイデン政権はロシア産原油価格に上限を設定する構想を後押しするなど、物価押し下げに向けあらゆる措置を講じる必要があるという認識を示した。
アディエモ次官はCNBCとのインタビューで、イエレン財務長官が20カ国・地域(G20)財務相らと討議しているロシア産原油価格上限構想について、自国のエネルギーコスト引き下げにつながるため、他国も「関心を持つだろう」と語った。
また、原油価格が下がり消費者の出費が減ることを望んでいると同時に、ロシアが経済を支える資金を減少させるために原油販売収入を減らしたいと説明。成功すれば、ロシアは自国経済かウクライナ戦争かどちらに資金を投じるかの選択を迫られると述べた。
米労働省が13日に発表した6月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比9.1%上昇と加速し、40年超ぶりの大幅な伸びとなった。
アディエモ氏は、景気停滞と高インフレが同時に起きるスタグフレーションを懸念しているかとの質問に、財やサービスへの強い需要と「アメリカ経済の基調的な勢い」を理由に不安視はしていないと述べた。
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