• 2022/07/15 掲載

米FRBタカ派当局者2人、75bp利上げ支持 市場で100bp観測後退

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[14日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のタカ派として知られるウォラー理事とセントルイス地区連銀のブラード総裁が14日、今月の会合で予想される利上げ幅について、75ベーシスポイント(bp)を支持すると表明した。これを受け、前日発表の6月の消費者物価指数(CPI)を反映して金融市場で台頭していた100bpの利上げ観測が後退した。

労働省が13日に発表した6月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比で9.1%上昇と、1981年11月以来40年超ぶりの大幅な伸びとなった。これを受け、フェデラル・ファンド(FF)金利先物市場では、26─27日の連邦公開市場委員会(FOMC)で100bpの利上げが実施されるとの観測が台頭していた。

ウォラーFRB理事はロッキーマウンテン経済サミットで行った講演で、7月のFOMCで75bpの追加利上げを支持すると表明。入手されるデータでインフレ低下につながるほど需要が減速していない兆候が示されれば「より大幅な利上げに傾く」可能性もあるとしながらも、これ以上の大幅な利上げにはより多くのデータが必要になるとし、「過度に金利を引き上げることはしたくない」と述べた。

市場で100bpの利上げ観測が出ていることについては「やや先走っている可能性がある」と指摘。利上げ幅は75bpでもすでに「大きい」とし、「100bpの利上げをしなかったからと言って、FRBは仕事をしていないと見なさないでほしい」と述べた。

セントルイス地区連銀のブラード総裁は日本経済新聞のインタビューで、7月のFOMCで75bpの利上げを支持するとしながらも、現時点で利上げ幅を100bpに拡大する考えは否定。「これまでわれわれは50bpか75bpかという枠組みで議論してきた。FOMCの経済見通しによると、政策金利の長期水準の中位予測は約2.5%だ。7月会合で75bp利上げすればこの水準まで到達する」と述べた。

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