- 2022/07/16 掲載
米小売売上高、6月は1.0%増 ガソリンと自動車が押し上げ
5月の小売売上高は0.1%減と、前回発表の0.3%減から上方改定された。
6月のエコノミスト予想は0.8%増。0.2%減から2.2%増まで幅があった。
BMOキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、サル・グアティエリ氏は「高水準の貯蓄と賃金上昇に支えられ、米家計の消費額は従来とほぼ同水準だが、物価上昇が主因であり、実際に購入する商品数が増えているわけではない」と指摘。「とはいえ、きょうの指標は近い将来のリセッション(景気後退)観測を冷やすかも知れない」と述べた。
小売売上高はほとんどが商品(モノ)で構成され、インフレ調整をしていない。
5月の自動車は在庫不足が響いて3.0%減少していたが、6月は0.8%増に回復した。ガソリンスタンドは3.6%増。
自動車とガソリンを除いた小売売上高は0.7%増。
小売売上高の中で唯一のサービス部門として集計されているバー・レストランは1.0%増えた。
家具は1.4%増え、衣料品は0.4%減った。
オンラインストアは2.2%増、電化製品は0.4%増。一方、建築資材・園芸は0.9%減った。
スポーツ用品・趣味・楽器・書籍は0.8%伸びた。
自動車、ガソリン、建築資材、外食を除くコア小売売上高は0.8%増。5月は0.3%減と、前回発表の横ばいから下方改定された。
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