- 2022/07/19 掲載
訂正:S&P500企業、CEOと従業員の報酬格差324倍=AFL-CIO
[18日 ロイター] - 米S&P500種株価指数を構成する企業の最高経営責任者(CEO)の平均報酬と従業員の賃金中央値の比率が、2021年に324対1に拡大したことが、米労働総同盟産別会議(AFL─CIO)が18日公表した年次報告書で明らかになった。経営トップと従業員の賃金格差は、新たな情報開示に基づく算出が可能になった18年以来で最大となった。
20年はCEOの報酬が従業員の賃金の299倍だった。21年のCEOの平均報酬は1830万ドル。
AFL─CIOは、企業幹部報酬の増加ペースが従業員をはるかに上回る一方で、従業員の賃上げはインフレに追い付いていないと指摘した。
S&P500種構成企業のうち経営トップと従業員の賃金格差が最も大きかったのはアマゾン・ドット・コムの6474倍で、アンディ・ジェシーCEOの昨年の報酬総額は2億1270万ドルだった。
トップの報酬総額が最も多かったのはエクスペディア・グループのピーター・カーンCEOの2億9620万ドル。
*1段落目と写真キャプションでAFL─CIOに関し「全米最大労組」の表現を削除しました。
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