- 2025/05/17 掲載
米国株式市場=5日続伸、貿易摩擦緩和期待で ユナイテッドヘルス反発
S&P総合500種は午前終盤から上昇していたものの、米ミシガン大学が発表した5月の消費者信頼感指数(速報値)の悪化を受け、一時下落に転じた。
主要株価3指数は週足で上昇。S&Pが約5.3%、ナスダック総合が7.2%、ダウ工業株30種が3.4%、それぞれ上昇した。12日の米中の相互関税の90日間の停止合意を受け、週初から急騰する展開となっていた。
クリアノミクスのチーフ市場ストラテジスト、リンジー・ベル氏は、この日の株価上昇は「貿易摩擦緩和の継続によるものだ」と指摘。その上で、関税政策に関するニュースに伴いボラティリティーが今後高まると予想するとし、「今後数カ月で経済データが変化する可能性がある」との見方を示した。
S&P主要11セクターの大半が上昇する中、エネルギーが0.18%安と、唯一下落した。
最も上昇率が大きかったのはヘルスケアで、前日15日に大幅安となった医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループが8日連続の大幅下落から持ち直し、6.4%高と上げをけん引した。
その他の個別銘柄では、米半導体製造装置大手アプライドマテリアルズが5.3%安。第2・四半期(2─4月)決算で売上高が予想を下回ったことが嫌気された。
米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズは1.7%高。米連邦通信委員会(FCC)が同業のフロンティア・コミュニケーションズを200億ドルで買収することを承認したことを受けた。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.72対1の比率で上回った。
米取引所の合算出来高は176億1000万株。直近20営業日の平均は170億4000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 42654. +331.9 +0.78 42356. 42663 42232
74 9 20 .68 .56
前営業日終値 42322.
75
ナスダック総合 19211. +98.78 +0.52 19151. 19213 19038
10 54 .42 .48
前営業日終値 19112.
32
S&P総合500種 5958.3 +41.45 +0.70 5929.0 5958. 5907.
8 9 62 36
前営業日終値 5916.9
3
ダウ輸送株20種 15159. +118.2 +0.79
32 1
ダウ公共株15種 1042.6 +15.20 +1.48
0
フィラデルフィア半導体 4922.1 -10.26 -0.21
9
VIX指数 17.24 -0.59 -3.31
S&P一般消費財 1742.5 +14.60 +0.84
1
S&P素材 547.13 +4.92 +0.91
S&P工業 1215.2 +12.45 +1.04
1
S&P主要消費財 904.64 +9.69 +1.08
S&P金融 857.60 +5.91 +0.69
S&P不動産 263.37 +3.29 +1.27
S&Pエネルギー 650.81 -1.20 -0.18
S&Pヘルスケア 1549.0 +29.73 +1.96
8
S&P通信サービス 347.50 +2.26 +0.65
S&P情報技術 4578.4 +5.43 +0.12
6
S&P公益事業 416.46 +5.82 +1.42
NYSE出来高 12.73億
株
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 38035 + 265 大阪比
シカゴ日経先物6月限 円建て 37995 + 225 大阪比
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