- 2022/07/27 掲載
仏ミシュラン、上期は増収減益 ロシアで減損も価格転嫁奏功
純利益は前年同期の10億3000万ユーロから8億4300万ユーロ(8億5200万ドル)に減った。 ロシアのウクライナ侵攻後のロシア事業停止が響いた。同社はその後、侵攻に伴うサプライチェーンの問題で生産再開は不可能とし、年末までに現地の経営陣による新会社に事業を譲渡すると決定。こうした関連で2億200万ユーロを減損処理した。
イブ・シャポー最高財務責任者(CFO)はロイターに、インフレの業績への影響が今年約24億ユーロになるとの想定を示した上で、製品価格引き上げや高価格帯のタイヤの販売拡大で相殺できると予想した。値上げ効果は上期で14億ユーロに上り、原材料価格や物流費の上昇を十分に埋めることができたという。
同社は通年の営業利益見通しについては、為替レート変動を除いたベースで32億ユーロ超で据え置いた。
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