• 2022/07/28 掲載

トヨタの世界販売と生産、国内低迷で6月も前年割れ 海外は過去最高

ロイター

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[東京 28日 ロイター] - トヨタ自動車が28日発表した6月の世界販売(トヨタ車とレクサス車のみ)は、前年同月比3.2%減の81万7321台と10カ月連続で減少した。半導体不足や新型コロナウイルス感染拡大による供給網の混乱で、主に国内の生産と販売に影響が出た。一方、海外については中国のコロナ感染防止の規制が緩和し、販売・生産ともに過去最高となった。

併せて発表した上期(1―6月)実績では、世界販売は前年同期比6.1%減の469万9020台と2年ぶりに前年を割り込んだが、海外生産は過去最高だった。前年がアジア各国を中心にコロナ禍で低迷したこと、中国で生産能力が増えたことなどが寄与した。

<6月は国内の販売・生産が振るわず>

6月の世界販売の内訳は、国内が25.6%減の9万3976台だった。半導体の需給逼迫や中国・上海でのロックダウン(都市封鎖)で国内生産が影響を受け、新車を十分に供給できなかった。一方、海外は0.7%増の72万3345台で、6月として過去最高となった。コロナの感染対策が緩和した中国で、車両の供給状況や販売店の営業状況が改善したほか、移動制限緩和が進んだ東南アジア各国の販売が好調だった。

6月の世界生産は4.6%減の79万3378台と3カ月連続で前年を割り込んだが、「75万台(国内20万台、海外55万台)」とみていた6月の計画に対しては4万台ほど上振れた。国内生産は約3割減の20万6373台とほぼ計画通りだったが、海外生産は9.3%増の58万7005台と2カ月連続でプラスとなり、6月として過去最高を記録した。上期の世界生産は3.5%減の435万9239台と2年ぶりに前年を下回った。

日野自動車とダイハツ工業も含めたグループ全体では、6月の世界販売は3.5%減の88万9203台で10カ月連続で前年割れ、世界生産は4.9%減の92万2397台と3カ月連続で前年を下回った。上期としては、世界販売が6.0%減の513万7811台、世界生産が3.8%減の509万7434台だった。

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