明治、チーズやマーガリン値上げ＝５６品目、最大１５％超

明治は２８日、チーズやマーガリン類など５６品目を９月１日出荷分から順次値上げすると発表した。値上げ幅は最大１５．５％で、内容量を減らす実質値上げも実施。主力の「北海道十勝スライスチーズ」など８品目は値上げと減量を同時に行う。

生乳などの原料価格が、主要産地オーストラリアの干ばつや世界的な需要の高まりを受けて高騰。物流費も高止まりしており、同社は昨年１０月以来断続的に商品値上げを実施している。

７枚入りの「北海道十勝スライスチーズ」は１０月１日以降、税抜き希望小売価格を３８０円から４００円に、内容量を１２６グラムから１１２グラムに変更する。「チューブでバター１／３」（３００円、１６０グラム）は、９月１日から価格を３１５円に上げ、内容量を１５０グラムに減らす。

このほか、「ヨーグレット」（１８粒）などの菓子類は１０月１日から６～９％出荷価格を引き上げる。

【時事通信社】 〔写真説明〕明治が１０月から値上げして内容量も減らす「北海道十勝スライスチーズ」（同社提供） 〔写真説明〕明治が１０月から値上げするタブレット菓子「ヨーグレット」（同社提供） 〔写真説明〕明治が９月から値上げして内容量も減らす「チューブでバター１／３」（同社提供）