- 2022/07/28 掲載
66区間、赤字計700億円=不採算路線の収支初公表―JR東日本
JR東日本は28日、利用者が少なく採算が合わないローカル鉄道の経営状況を初めて公表した。対象は2019年度に1キロ当たりの1日平均利用者数(輸送密度)が2000人未満の35路線66区間で、赤字額の合計は約700億円に上った。同社は各路線の存廃も含めた見直しについて、沿線自治体などとの協議を進めたい意向だ。
赤字額が大きかったのは羽越線の村上―鶴岡間で49億円、奥羽線の東能代―大館間で32億円、津軽線の青森―中小国間で21億円など。費用に対する収入の割合を示す収支率は最も高かった只見線の会津若松―会津坂下間でも17.4%と2割に届かず、最も低かったのは久留里線の久留里―上総亀山間で0.6%だった。
【時事通信社】
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