- 2022/07/28 掲載
独VW、通期見通し据え置き 欧州のエネルギー不安を警告
特別項目計上前の営業利益は47億ユーロ(48億1000万ドル)と急減したが、リフィニティブが調査したアナリスト7人の予想46億ユーロは上回った。
原材料のヘッジなどに関連して約24億ユーロのデリバティブ損失を計上した。これらを除く基調的な業績は、良好だった第1・四半期よりも改善しているとした。
生産の問題によりVWブランドは営業利益が8%減少したが、高級車部門は好調でアウディは51%、ポルシェは22%の増益となった。
中国で新型コロナウイルス関連規制が緩和されたことなどから、第2・四半期終盤にかけてグループ全体の月産台数が大幅に改善した。
アルノ・アントリッツ最高財務責任者(CFO)は、半導体の状況が改善し受注残が高水準なことから、下半期は製品のバランスが正常化すると予想した。
VWは通期の売上高を8─13%増、営業利益率は7.0─8.5%増、販売台数は5─10%増と見込んでいる。
上半期の売り上げは約5分の1に減少、欧州を中心に大きな打撃を受けた。「特に欧州ではエネルギー供給に関する不確実性が存在する」と指摘した。
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