- 2022/07/29 掲載
ソニーG、通期の営業利益1兆1100億円に下方修正 ゲームが下振れ
[東京 29日 ロイター] - ソニーグループは29日、2023年3月期の連結営業利益見通し(国際会計基準)を500億円下方修正し、前年比7.7%減の1兆1100億円へ引き下げた。ゲーム事業でソフトウエア販売が減少したほか、米ゲーム大手の買収費用増などが響く。IBESがまとめたアナリスト24人のコンセンサス予想の平均値1兆2140億円を下回った。
純利益の見通しも300億円減額し、同9.3%減の8000億円に下方修正した。売上高は為替の影響で1000億円上積みし、同15.9%増の11兆5000億円に引き上げた。
営業利益予想の引き下げは、ゲーム・ネットワークサービスが期初予想から500億円下振れるため。自社制作以外のゲームソフトの販売減少するほか、米バンジーの買収が想定より早期に完了したことで費用が増加する。
同時に発表した22年4─6月期の連結営業利益は、前年同期比9.6%増の3069億円だった。円安のほか、⾦融分野や映画分野での⼤幅増益が寄与した。売上高は同2.4%増の2兆3114億円、純利益は同3%増の2181億円だった。
(佐古田麻優、久保信博 編集:田中志保)
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