• 2022/07/29 掲載

英消費者向け融資、6月は19年以来の高い伸び 物価高が家計圧迫

ロイター

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[ロンドン 29日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)が29日公表したデータによると、6月の消費者向け融資は前年比6.5%増と、2019年5月以来の高い伸びを記録した。

生活費の上昇を受けて家計がクレジットカードによる借り入れを大幅に増やしたことが浮き彫りになった。5月は5.8%増だった。

消費者向け融資は17億8100万ポンド(21億6000万ドル)の純増。クレジットカード融資が半分以上を占めた。純増額はロイターのエコノミスト調査の全ての予想を上回った。5月は9億0300万ポンドの純増だった。

融資の大幅な伸びは通常、好調な経済を反映している。だが他の指標では消費者信頼感が過去50年で最も低いことが示されており、一部のエコノミストは消費者がインフレへの対処に苦慮していると指摘する。

キャピタル・エコノミクスのアシスタントエコノミスト、ニコラス・ファー氏は「家計は今年、高インフレによる実質収入の減少を完全には相殺できないだろう。従って経済は近くリセッション(景気後退)入りすると考えられる」と述べた。

英中銀のデータによると、6月の家計の純預金は19億ポンドと、5月の56億ポンドから減少し、2018年4月以来の低水準となった。

6月の住宅ローン承認件数は6万3726件と、20年6月以来の低水準。5月は6万5681件に下方修正された。ロイターがまとめた市場予想の6万5000件を下回った。

企業は過去最高の58億ポンドの社債を償還し、35億ポンドの株式と1億ポンドのコマーシャルペーパーを買い戻した。合計額は09年7月以来の大きさだった。

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