- 2022/07/29 掲載
小学生が日時計工作体験=銀座のシンボル・時計塔屋上で―セイコーHD
東京・銀座の「セイコーハウス銀座」(旧和光本館)で29日、小学生を対象にした時計教室が開催された。通常は一般開放されない90年の歴史を誇る銀座のシンボル、時計塔がある屋上でのイベント。夏空の下、子どもたちが鐘の音を聞きながら、時計の原型である日時計の原理を学んだ。
教室はセイコーホールディングスが主催し、午前、午後の各部で小学3~6年生児童約10人が父母と参加した。時計の歴史などを学習した後、屋上で実験を実施。文字盤に思い思いの絵を描いた日時計と時計塔が示す時刻を見比べたり、自分の影を使った影法師日時計などを体験したりした。
幼い頃から時計好きという男児(12)は愛知県大府市から参加。「時計塔の鐘の音を間近で聞けた良かった」と笑顔で語った。兄弟も一緒に参加した千葉市在住の女児(10)は「すごく暑かったけど、実際に外で実験ができて楽しかった」と元気よく答えた。
屋上を一般開放するのは初めて。担当者は「時計はサステナビリティの象徴。工作を通じて時計に親しんでもらいたい」と話している。
同イベントの「セイコーわくわく日時計教室」は東京都中央区との共催も含め、年内は残り8回開催する。10月9日開催の教室は参加者を募集中。
〔写真説明〕影法師日時計を体験する時計教室の参加者=29日午前、東京都中央区 〔写真説明〕自作の日時計で時刻を確かめる時計教室の参加者=29日午前、東京都中央区
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR