- 2022/08/02 掲載
大手銀5社、純利益3割減=三菱UFJ、子会社で評価損―4~6月期
大手銀行グループ5社の2022年4~6月期連結決算が2日、出そろった。純利益の合計は前年同期比32.3%減の6238億円となった。三菱UFJフィナンシャル・グループは、米国子会社売却を受けた保有債券の評価損に伴って70.3%減少。3社が前年同期水準を下回った。
同日発表した三菱UFJは、売却を決めた傘下の米MUFGユニオンバンクに関し、同社が保有する債券などの評価損を計上。米国の金利上昇が影響し、利益水準を約2500億円押し下げた。みずほフィナンシャルグループは、一部取引先の引当金を積み増したことで与信関係費用が増加。純利益は36.4%減だった。りそなホールディングスも0.9%マイナスとなった。
米国の金利上昇をめぐっては、6月末時点での外債の評価損が三菱UFJ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほの3メガバンク合計で約2.5兆円に上り、3月末時点(約1.6兆円)から大きく膨らんだ。
【時事通信社】
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